法助動詞 Should

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Modal Verb Should

日本語は大まかな状況を説明しているだけで詳細な訳ではありません

法助動詞houldはshall の過去形なので勿論過去の場面(時制一致の法則でshall が shouldなる場合)で使われたりもしますが下記で示されているように現在や未来の意味で使われる場合も多くあります。

現在の意味で使われる時(Present Meaning):
   1.アドバイス・強い意見(Advice)
   2.義務・当然(Duty)
   3.期待・予期(Expectation)
   4.可能性がゼロに近い(Low Probability)

過去の意味で使われる時:
   5.アドバイス・強い意見(Past Advice)
   6.後悔(Past Regret)


1. 提案(アドバイス)・強い意見( Advice ):
“私は強くそう思います” の場面です。Shouldが最も頻繁に使われる場面はこの(提案(アドバイス)・強い意見)用法でしょう。しかしこの用法にぴったりする日本語の単語が無いのでなかなか理解しにくいです。

You should try to lose weight.
体重を減らした方が良い。

John should get a haircut.
ジョンは散髪した方が良い。

That’s too dangerous.  They should make it illegal.
それは非常に危険だ。法律違反にするべきだ/した方がよい。

You look tired.  You should rest.
疲れているようだ。休んだほうがよい。

I have so much to do.  I should get up early tomorrow.
することがたくさんある。明日早くおきなければ。。

You should tell him the truth.
ほんとのことを言うべきだ/言ったほうが良い。

2. 義務・当然(Duty):
次は義務・当然の場面をみてみよう。上からの視線で強い義務的な(~するべきである)場面です。

It’s our duty.  You should pay your tax.
それは我々の義務だ。税金は払うべきです。

You should obey the law.
法律は従うべきです。

Drivers should follow the speed limit.
ドライバーは時速制限に従うべきです。

We should return the video before the rental store closes.
店がしまらないうちにビデオを返すべきだ(返さなくちゃ)。

You should be wearing your seat belt.
シートベルトを着けているべきだ。

I should be at work now.
私はこの時間帯には仕事をしているべきだ(仕事をしていなくちゃ)。

3. 期待・予期(Expectation):
何かを予期したり期待する場面です。

Let’s call Mary.  She should be home by now.
メアリーに電話しよう。今頃家にいるはずだ。

Movie fans should be excited to see James Bond movies.
映画ファンはジェームスボンド映画に興奮するはずだ。

The train should arrive here any minute.
列車はいつ着いてもおかしくない。

It’s nearly 1 pm.  The bus should be coming soon?
もうすぐ一時です。まもなくバスが来るはずだ?

She should get home around 9 or so.
彼女はだいたい9時ごろ家に帰る(着く)はずだ。

She has been studying hard.  She should do well on the test.
彼女は一生懸命勉強してきました。
テストは間違いなくよく出来る(良い)はずです。

4. 可能性がゼロに近い(Low Probability):
“ありそうも無いが可能性は否定できない” ような場面です。

If I should fall asleep, please wake me up at 7:30.
万が一私が寝てしまったら7時30分に起こしてください。

If Bob should call, tell him that the meeting starts at 10:00 am.
万が一ボブから電話があればmeetingは10時からだと伝えてください。

If you should meet him, tell him to write to me.
万が一彼に会ったら私に手紙を書くように伝えてください。

Even if it should rain in an hour, the game will still go on as planned.
万が一一時間以内に雨が降ってもゲームは予定どうり続けます。

If I should fail, I will try again.
万が一失敗してもまたやってみます。

If the engine should stop running, make sure you switch to the electric power immediately.
万が一エンジンが止まったら直ちにモーターに切り替えてください。

以上shouldが現在の意味でつかわれる4つの用法をみてきました。ネイティブの方々はいろんな場面でshould、would、couldを連発します。そしてその4つがマスター出来れば英語を勉強する上で大きな飛躍となり自信が付いてきます。

5. 過去の強いアドバイス・強い意見(Past Advice):
“~すればよかった、しかししなかった(should have + 過去分詞 )” の場面です。

We should have left ten minutes ago.
10分前に出れば(出発すれば)良かった。
(しかし、出なかった)

They should have told him not to drink anymore.
これ以上飲まないようにと言うべきだった。
(しかし、言わなかった)

I should have listened to your advice.
貴方のアドバイスを聞けば良かった。
(しかし、聞かなかった)

I should have studied harder in my school days.
学生時代にもっと勉強しておけば良かった。
(しかし、勉強しなかった)

The party was fun.  You should have come with us.
パーティは楽しかった。一緒に来ればよかったのに。
(しかし、来なかった)

I should have studied last night.
昨夜勉強すればよかった。
(しかし、やらなかった)

6. 過去の後悔(Past Regret):
“取り返しのつかない~しなければよかった、しかしやってしまった(should not have + 過去分詞” の場面です。

Jennifer shouldn’t have worked when she was sick.
病気の時仕事しなければ良かった。
(しかし、やってしまった)

They shouldn’t have left when they did.
彼らはその時出発しなければ(出なければ)良かった。
(しかし、出てしまった)

You shouldn’t have believed such a dishonest man.
あんな嘘つき野郎を信じなければ良かった。
(しかし、信じてしまった)

I shouldn’t have done that.
それをやらなければ良かった。
(しかし、やってしまった)

He shouldn’t have acted so foolishly.
バカみたいに振舞わなければ良かった。
(しかし、やっちやった)

I shouldn’t have told him that.
彼に言わなければ良かった。
(しかし、言ってしまった)

どうですか、いろんな場面を見てきましたがshouldが “スゴイ” 単語であることに気付きましたか?いろんな場面を表現出来て非常に多才な単語です。Shouldは万能なんです!Shouldがマスター出来たら貴方の品格(英語的)も一段と上がります。多くの例文に触れ、幾度も幾度もしっかりした声で音読してみてください。必ず聞いたらピンと分かるようになるし、自然にパッと口から出るようになります。