法助動詞 Must

法助動詞 Must

日本語は大まかな状況を説明しているだけで詳細な訳ではありません。

次はmustを見てみよう。

現在・未来の意味
1.義務・必要(Necessity, Obligation)
2.禁止(Prohibition)
3.強い確信(Present Certainty)
過去の意味
4.強い確信(Past Certainty)

1. 義務・必要(Necessity, Obligation):
我々日本人にはなじみの “~しなければならない” の使い方です。

Every child 5 years old and older must go to school.
5歳あるいはそれ以上の子供は学校に行かなければならない。

We all must pay tax.
我々はすべて税金を払はねばならない。

To get well, you must take this medicine.
元気になるにはこの薬を服用しなければなりません。

You must pass the entrance exam to be accepted to a university in Japan.
日本の大学に入るには入試に受からねばなりません。

When you drive a car, you must carry the driver’s license.
車を運転する時は免許証を所持しなければなりません。

You must show your ID card in order to enter a US military base.
アメリカの基地に入るには身分証明書を見せなければなりません。

mustが “~しなければならない” の意味であることは大体の方が知ってます。大切なのはshouldとの違いをちゃんと認識することです。たとえば。。。You must show your ID (見せなければならない) に対してYou should show your ID (IDを見せた方が良い)。Mustが義務を表すのに対しshouldは言ってる人の強い意見を表します。つまりshould で言うと “見せた方が良いと私は強く思う” と言う意味になります。この違いをしっかり認識しないとトラブルの原因になる事があります。

2. 禁止(Prohibition):
次は “絶対~してはいけない” と言う禁止(Prohibition)の場面です。

He is your boss.
You must not say things like that.
彼はあなたの上司です。
そんなこと(絶対に)言ってはだめだ。

Cars are dangerous.
You must not play on streets.
車は危ない。
道で遊んでは(絶対に)いけない。

The river is full of crocodiles.
You must not swim there.
川はワニでいっぱいです。
そこで泳いでは(絶対に)いけません。

Your health is important to your family.
You must not stop taking the medicine.
貴方の健康は家族にとって大切です。
薬の服用を(絶対に)止めてはなりません。

Thousands of people died in the battle of Okinawa.
We must not forget that.
沖縄戦で何千人もの人が亡くなりました。
我々はそれを(絶対に)忘れはならない。

The building over there is a military facility.
Visitors to the premises must not take photographs.
あそこの建物は軍の施設です。
訪問者は(絶対に)構内で写真を撮ってはいけません。

must notは “命令、力で禁止する” のイメージがあり”法的、裁判所” みたいなニュアンスが強くあります。そのため、だいたいの方はmust not ~と言われると “あんた誰なの” と反発したくなります。日常の場面ではmust not~ ではなく柔らかい should not ~ がよく使われます。should not ~ は強制ではなく、”納得して自主的に辞めてもらう” のニュアンスです。

3. 強い確信(Present Certainty):
次は現在の強い確信の場面です。

He is bald and rugged looking.
I believe he must be over seventy.
頭がハゲだしラフな顔している。
間違いなく70を超えているに違いない。

You ate two meals in three hours.
You must not be hungry.
3時間で2食も食べている。
腹が減っているはずがない。

Mary isn’t in class.
She must be sick.
メアリーは学校を休んでます。
間違いなく病気しているはずです。

They said she was tall with bright red hair.
The lady standing there has blond hair.  She must not be her.
彼女は背が高く(鮮明な)赤毛の髪だと(彼らは)言ってました。
あそこに立っているレディは金髪です。彼女であるはずがない。

Look at the man standing outside the window on the fifteenth floor
of the building. He must be crazy.
15回の建物の窓の外に立っている男性をみて。
間違いなく気が変だと思う。

You are coughing and sneezing and running a fever.
You must not feel good.
熱はあるし、咳しているし、鼻水が出ているし。。
(今の貴方は)間違いなく大変(悲惨な状態)だろうと思う。

4. 過去の強い確信(Past Certainty):
次は過去の強い確信の例で “~だったに違いない” という場面です。

Mary wasn’t in class yesterday.
She must have been sick.
メアリーはクラスに来てなかった。
病気だったにちがいない。

He studied hard before taking the test.
He must have done very well.
テストの前に一生懸命勉強した。
きっとよくできたに違いない。

Kevin arrived at the station 10 minutes late.
He must have missed the train.
10分遅れて駅についた。
列車に乗り遅れたに違いない。

Emily is not that kind of person.
She must not have said that.
エミリーはそんな人じゃない。
彼女がそんなことを言ったはずはない。

Jason doesn’t want to go back to the group.
He must have had a bad experience.
グループに戻りたくないと言ってます。
なにかあった(悪い経験した)に違いない。

Lillian didn’t talk to me this morning.
She must have been upset.
今日の朝私に話しなかった。
怒っていた(憤慨していた)に違いない。

このようにmustもほかの助動詞同様(should have~, could have~,
would have~, might have ~)must have + 過去分詞で過去の意味になります。誰もが経験したことがある “まさか~である(あった)はずがない”
と言う “信じられない” の場面です。